「こんなん読んだで!」成長日記10

2024/5/24
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目次

ごあいさつ

 いつも本ブログをお読みくださり、ありがとうございます。なにわt4eです。
 読者さん来訪ありの日が連続52日となりました! 最長記録を更新中です。わずかながらリピーターさんもいてくださるようです。ご来訪の皆様、本当にありがとうございます。
 今後も一緒に読書を楽しんでいきましょう!

 さてここしばらくで、本ブログの人気記事に変動がありました。(全て本ブログの紹介記事に飛びます)

『ある行旅死亡人の物語』(武田惇志・伊藤亜衣)名もない女性が残した「物語」
『レディ・ジョーカー』(髙村薫)人間とは?組織とは? 
『変身』(フランツ・カフカ)読み方は 読者次第で 自由自在! 

 と、ここまでは安定の人気記事なのですが、

『火車』(宮部みゆき)カード・ローン・キャッシング…借金地獄は真の地獄  

が四天王の一人として躍り出ました(どんな四天王だ)。
 他に、順位は下がるものの

『怒りの葡萄』(ジョン・スタインベック)格差への怒り、人間への信頼
『蟻の棲み家』(望月諒子)貧困は魔物。逃れられるか?

も最近は繰り返し読まれています。「貧困」「格差」というテーマが、もはやれっきとした格差社会である日本に生きる人の心をつかんでいるのでしょうか? 『レディ・ジョーカー』『火車』も「貧困」「格差」を重要なテーマの一つとする作品です。
 そう言えば2024年本屋大賞にノミネートされ読売文学賞を受賞した川上未映子『黄色い家』(←Amazonの紹介ページへ飛びます)も、貧しい家庭に生まれ、なりゆきで犯罪に手を染める少女を描いた作品でしたね。

 今後も皆さんのお役に立てる記事をお届けできるよう精進してまいりますので、よろしくお願いいたします。

成長日記10回目に至るまで

成長日記第9回と今回の間に上げた記事は以下の通りです。(全て本ブログの紹介記事へ飛びます)

『拳奴死闘伝セスタス』第2巻(技来静也)16人の精鋭拳士ここに集結!
洋書チャレンジ! Midge Ure ‘IF I WAS…’編 パート8

 『拳奴死闘伝セスタス』の第2巻ではコンコルディア闘技祭の開幕を前に様々な動きが描かれます。命がけで傷つけ合った者同士の語らい、ライヴァルとの再会、そして精鋭たちの顔ぶれ。次なる第3巻ではいよいよ闘技祭が幕を開けますが、その前に皇帝ネロと闘技祭開催の地シラクサ総督トレビウスの間で不穏な気配が…。

 洋書チャレンジのパート8は、ミッジ・ユーロがウルトラヴォックス加入と前後して参加していたヴィサージの話が中心です。シーンが持てあます異端児であり大小さまざまなトラブルに見舞われたヴィサージでしたが、ミッジ・ユーロは愚痴と愛を交えて述懐しています。事実ヴィサージには今も根強いファンがいるようで、中心人物スティーヴ・ストレンジは2015年に惜しまれつつ世を去ったものの彼の生前に行われた再結成ライヴは熱狂的に歓迎されました。スティーヴ・ストレンジは薬物中毒に陥ったり万引きで逮捕されたりしたようですが、それなりに幸せな晩年だったのでしょうか…。

本を安く読む方法

「なにわt4eさん、本代って結構かさむものですね」

 そうですね。私もですが、本を読むたいていの人にとって本代は悩みの種だと思います。

「出世したいなら本代は惜しむな、なんて言葉も聞きますが、出世はともかく読む本が同じなら安く読めるに越したことはないというのが本音ではあります」

 ええ。もっとも、

 書店で定価で買う
→著者や書店、出版社にきちんと利益が入る
→その利益でもって、著者は本を書ける・書店は本を売れる・出版社は本を出せる
→最終的には読者にとっても利益になる

という側面は無視できないと思います。そうお断りしたうえであれば、いくつか方法はあります。

「図書館で借りる、ですか?」

 それもあります。他に考えられるのは、

・古本屋か新古書店で買う
・メルカリなどのネットフリマで買う
・譲ってくれる人からもらう
・地域の「売ります・譲ります」情報をあたる
・金券ショップで図書カードを安く買う

といったところですね。

 昔ながらの古本屋さんは、東京なら神保町、大阪ならかっぱ横丁や日本橋が有名ですね。古い名作が手に入ったり特定の分野にすごく強かったりという店が多いですが、残念ながら数が減っています。ブック〇〇や古本〇〇などの新古書店だと新品に近い状態で買えることが多い反面ベストセラーや人気作品に偏りがちです。ただ、文献としての価値をほとんど問題にせず本が新しいか古いかを基準に買い取っているからかなりの掘り出し物がとんでもない安値で売られていることもあって、新古書店をマメにのぞくと意外といい買い物ができます。私もナサニエル・ホーソーン『緋文字』(←Amazonの紹介ページへ飛びます)『拳闘暗黒伝セスタス』をかなりの安値で買えましたし、本ではなくCDですが、シンプル・マインズの初期作品やキングスXのアルバムといった掘り出し物をホクホク顔で買って帰ったことがあります(笑)。

「ははは、それはついてましたね」

 ネットフリマで探せば欲しい本はかなりの確率で見つかると思います。特に話題の本なら。

 知り合いで譲ってくれる人がいればその人からもらう方法もありますし、地域の情報誌とか役所の掲示板とかで「売ります・譲ります」という情報があるかもしれません。

 金券ショップで図書カードを買うと1万円の図書カードなら9700円くらいで売られていることが多く、これで本を買えば1万円につき300円くらい安く買えます。日頃から本代がかさむ方にはいいと思います。

「色々な方法があるんですね」

 生活の知恵、といったところですね。ただ、先ほどお話したように定価で買うことが読者の利益になるという側面もあるので、手放しでお勧めするのはためらいますが。

  それでは次の記事にてお会いしましょう。ご来訪を心よりお待ちしております。


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この記事を書いた人

名もなき大阪人、主食は本とマンガとロックです。

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