2024/8/10
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ごあいさつ
こんにちは、なにわt4eです。いつも本ブログをお読みくださり、本当にありがとうございます。おかげさまで、読者さん来訪ありの日が連続130日となりました! 最長記録を目下更新中です。私の書く紹介記事を楽しみに、毎日どなたかがご来訪くださっていると思うと、励みになると同時にシャキッ! と背筋が伸びます。「この本おもしろそうなんだけど、どうだろう? 読んでみようかな…」そんなあなたのお役に立てる記事を今後も書いてまいりますので、よろしくお願いいたします!
さて、この1か月ほど
・『木暮姉弟のとむらい喫茶』第1巻(うおやま) あの人に 「さよなら」告げる この一口
がよく読まれています。「死別」「弔い」と言った、ある程度の年月を生きていると避けては通れないテーマを暖かく描いた本書が、ギスギスしがちな現代日本に生きる私たちにとってある種の癒しや救いとなっているのでしょう。また、これは偶然なんですが、この記事を掲載したのはお盆の一月くらい前でした。亡き人を思う季節という意味で本作に、またこの記事に関心を持ってくださった方が多かったのかもしれませんね。
現在、人気記事の四天王はこれらです。
・『ある行旅死亡人の物語』(武田惇志・伊藤亜衣)名もない女性が残した「物語」
・『レディ・ジョーカー』(髙村薫)人間とは?組織とは?
・『火車』(宮部みゆき)カード・ローン・キャッシング…借金地獄は真の地獄
・『デビルマン』(永井豪)「地獄へおちろ人間ども!」
この2か月くらいでじわじわ読まれていた『デビルマン』の紹介記事がついに四天王の一角に躍り出ました。こうして見ると「こんなん読んだで!」ではロングセラータイプの本に人気が集まっているようですね。
成長日記12回目に至るまで
成長日記第11回と今回の間に上げた記事は以下の通りです。(全て本ブログの紹介記事へ飛びます)
・『ここは今から倫理です』第9巻(雨瀬シオリ)「性格わっっる」
・『木暮姉弟のとむらい喫茶』第1巻(うおやま) あの人に 「さよなら」告げる この一口
・『拳奴死闘伝セスタス』第4巻(技来静也)「触れ得ざる亡霊」そして「影法師」
・『喪の途上にて─大事故遺族の悲哀の研究』(野田正彰)日本航空123便墜落事故、そのご遺族の癒し
『ここ倫』第9巻は個人的にインフルエンサーかぶれの生徒が登場するエピソードが最もおもしろかったです。変に滑稽なだけでなく、ちゃんとその生徒の変化が描かれているところが特に。
『木暮姉弟のとむらい喫茶』は本当に偶然の出会いでしたが、多くの方が本作に関心を持ってくださって心からうれしいです。後述するように、一話完結で連載というスタイルゆえに掘り下げの深さや多面性では『喪の途上にて』に一歩譲ります。ですが、「悲しみや淋しさを抱えて遺された人に伴走しよう、その想いを分かち合おう」という意志のひたむきさは何の見劣りもありません。むしろ「悲しいよね、淋しいよね。だけど、あなたは一人ぼっちじゃないんだよ」という想いが一直線に伝わる本作にこそ慰められる方も少なくないと思います。
『セスタス』第4巻、敗者の誇りや指導者の胸の内に共感して胸が熱くなる方って結構多いのでは? 別に指導者という訳ではないものの、私もそうです。
『喪の途上にて』は「死別」というテーマが『木暮姉弟のとむらい喫茶』と共通していますが、一つの事故を何年にもわたって追った本であるだけに掘り下げの深さや多面性ではこちらに分があります。しかし、「死別」「弔い」「癒し」に向き合う野田氏・うおやま氏の真剣さには何の差も優劣もありません。
「この本をご紹介しよう!」と決めるきっかけ
「『こんなん読んだで!』成長日記4」でも書きましたが、ご紹介する本を選ぶときはいつも迷います。ただ、今回取り上げた『木暮姉弟のとむらい喫茶』『喪の途上にて』は何の迷いもなく、むしろ「この本をご紹介しなくちゃ」という思いで記事を書きました。
『木暮姉弟のとむらい喫茶』は作品としておもしろかったのはもちろんですが、「この作品に出会うことで慰められる人や励まされる人がいるんじゃないかな」と思うと書かずにはいられませんでした。『喪の途上にて』は、
・『木暮姉弟のとむらい喫茶』と同じく「死別」を扱う本として連想した
・ちょうど日本航空123便墜落事故が起きた日が近づいていた
・自分自身が長年愛読してきた
そんな理由で、「今この本を、一人でも多くの方に読んでもらいたい」と思ったのです。変な気負いはよくありませんが、これからもこんな風に「今こそこの本が読まれてほしい」思いに駆られて記事を書くことがあるかもしれません。
それでは次の記事にてお会いしましょう。ご来訪を心よりお待ちしております。
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