日本文学– category –
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『踊りつかれて』(塩田武士)「一番強いのは、諦めない人だ」
先にまとめから~暴挙に秘められた思い~ 「炎上」──何かのトラブルやネットへの書き込みが発端となって轟々たる非難が巻き起こり、憶測や虚報すら飛び交う、ネット関連で恐らく最大のトラブル。もはや有名人だけのものではありませんよね。名もなき一般人... -
『小説』(野崎まど)小説って何? どうしておもしろいの?
先にまとめから~仕掛け満載で心を揺さぶる、2025年本屋大賞ノミネート作~ この記事をお読みのあなたにおたずねします。小説って何でしょう? 私たちはどうして小説を読むんでしょう? 改めて考えてみると、答えに詰まってしまいますね。2025年本屋大... -
『地面師たち』(新庄耕)騙すかバレるか! 話題沸騰の詐欺サスペンス!
先にまとめから~スリル満点の詐欺バトル、人間らしい葛藤~ ネットフリックスでドラマ化されて話題になった『地面師たち』をご存知ですか? 2017年、積水ハウスが偽の所有者に騙されて廃旅館を購入する契約を結び、55億5千万円を騙し取られる事件が起... -
『存在のすべてを』(塩田武士)2024年本屋大賞第3位! 写実画を通じて人間の真実を探るミステリー
先にまとめから 人が人を愛する心につけ込む極めて卑劣な犯罪──誘拐。もしも、そんな誘拐事件が二つ同時に起きたとしたら? 一方の人質がすぐに解放されて、もう一方が長い間帰ってこなかったら? その時、写実画は何を語るのか? 事件を追う人々、巻... -
『羆嵐』(吉村昭)戦慄と深い余韻のドキュメンタリー小説
先にまとめから 2023年の秋から冬にかけて、日本各地で熊の目撃情報や熊に遭遇してけがをするなどの被害が相次ぎました。時はさかのぼって大正4年(1915年)12月北海道で羆(ひぐま)が開拓地を襲い7人を殺した、日本の獣害史上で最悪の事件「三毛別事件... -
『ともぐい』(河崎秋子)重量級の動物文学!
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『歌われなかった海賊へ』(逢坂冬馬)「悪と抵抗」を描く傑作エンターテインメント
【広告】ここをクリック→こちらから書籍情報をごらんください。【広告】ここをクリック→本は、聴こう。Amazonオーディブル。 先にまとめから デビュー作『同志少女よ、敵を撃て』で本読みの話題をさらった逢坂冬馬の第二作『歌われなかった海賊へ』は、... -
『八甲田山死の彷徨』(新田次郎)「天はわれ等を見放した」
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『火車』(宮部みゆき)カード・ローン・キャッシング…借金地獄は真の地獄
【広告】ここをクリック→こちらから書籍情報をごらんください。 (架空の人物・美濃達夫さんに本書をご紹介する、という設定で書いております) 「なにわt4eさん、いつでしたか『火車』という本をあげておられましたね?」 ああ、『本当の貧困の話をしよう... -
『蟻の棲み家』(望月諒子)貧困は魔物。逃れられるか?
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