日本文学– category –
-
日本文学
『存在のすべてを』(塩田武士)2024年本屋大賞第3位! 写実画を通じて人間の真実を探るミステリー
先にまとめから 人が人を愛する心につけ込む極めて卑劣な犯罪──誘拐。もしも、そんな誘拐事件が二つ同時に起きたとしたら? 一方の人質がすぐに解放されて、もう一方が長い間帰ってこなかったら? その時、写実画は何を語るのか? 事件を追う人々、巻... -
日本文学
『羆嵐』(吉村昭)戦慄と深い余韻のドキュメンタリー小説
先にまとめから 2023年の秋から冬にかけて、日本各地で熊の目撃情報や熊に遭遇してけがをするなどの被害が相次ぎました。時はさかのぼって大正4年(1915年)12月北海道で羆(ひぐま)が開拓地を襲い7人を殺した、日本の獣害史上で最悪の事件「三毛別事件... -
日本文学
『ともぐい』(河崎秋子)重量級の動物文学!
【広告】ここをクリック→こちらから書籍情報をごらんください。【広告】ここをクリック→本は、聴こう。Amazonオーディブル。 先にまとめから 熊と人間の死闘を描く第170回直木賞受賞作、それが本作、河崎秋子『ともぐい』です! 何と何が「ともぐい」す... -
日本文学
『歌われなかった海賊へ』(逢坂冬馬)「悪と抵抗」を描く傑作エンターテインメント
【広告】ここをクリック→こちらから書籍情報をごらんください。【広告】ここをクリック→本は、聴こう。Amazonオーディブル。 先にまとめから デビュー作『同志少女よ、敵を撃て』で本読みの話題をさらった逢坂冬馬の第二作『歌われなかった海賊へ』は、... -
日本文学
『八甲田山死の彷徨』(新田次郎)「天はわれ等を見放した」
【広告】ここをクリック→こちらから書籍情報をごらんください。 (架空の人物・美濃達夫さんに本書をご紹介する、という設定で書いております) 「なにわt4eさん、毎日本当に暑いですね」 まったく、私が20代のころには考えられなかった天候ですよ。 「... -
日本文学
『火車』(宮部みゆき)カード・ローン・キャッシング…借金地獄は真の地獄
【広告】ここをクリック→こちらから書籍情報をごらんください。 (架空の人物・美濃達夫さんに本書をご紹介する、という設定で書いております) 「なにわt4eさん、いつでしたか『火車』という本をあげておられましたね?」 ああ、『本当の貧困の話をしよう... -
日本文学
『蟻の棲み家』(望月諒子)貧困は魔物。逃れられるか?
【広告】ここをクリック→こちらから書籍情報をごらんください。 【広告】独自ドメインの取得なら1円~のお名前.com (架空の人物・美濃達夫さんに本書をご紹介する、という設定で書いております)「『本当の貧困の話をしよう』(←当ブログの紹介記事へ飛び... -
日本文学
『レディ・ジョーカー』(髙村薫)人間とは?組織とは?
【広告】ここをクリック→こちらから書籍情報をごらんください。 先にまとめから グリコ森永事件をご存知ですか? 1984~1985年、江崎グリコの社長が誘拐され身代金を要求されたり江崎グリコはじめ森永製菓など多数の食品会社が「製品に毒物を混ぜる」と...
1